2018年6月17日日曜日

音の聴き方の限界が、自作SPの音の限界

SPの音の検証について・・・(前にも書いたっけ?)

大手SPメーカーでは、あらゆる角度から様々な測定を高い精度で行います。
最近は素人でも様々な測定が可能にはなりましたが、測定機の性能、種類、手法、環境、どれをとっても大手メーカーには敵いません。

私は簡易的なF特だけは測定しますが、これもやはり参考程度であり、音の一部であり、音の全てを表すものではありません。

ピークレベルのF特がフラットでも、付帯音が多い、音質が悪い、時間軸がズレているなど、その他にも多くの問題が潜んでいます

では、自作で本当に音の良いSPは作れないのか?

機械測定が出来ない、または精度に信用が持てないのであれば、あとは耳だけが頼りです!上記に書いた測定できない潜伏問題は、全て耳で聴きとるしかありません。

人間の耳が測定機器と比べてどの程度の性能なのかは知りませんが、先の日記の、耳だけを頼りにしたマイキングで得たF特から察すると、人の耳もまんざらではないような気もします。
その結果の一つが、自作のdays シリーズなわけですが、勿論まだまだ問題点を抱えた発展途上の音ですので、私の耳は数々の問題点をとらえています。

仮に問題点が解決できたとして、しかしそれは私の音の聴き方のスキルの範囲内でのことであり、同時に限界点でもあります。
私以上にスキルの高い人が聴いたら、新たな問題点が浮上するはずです。
つまり、知らなければそこまでということです。

大手メーカーのような高精度な測定が不可能な素人の場合、音の聴き方のスキルが再生音の完成度に直結するということです。

ですから素人ほど音の聴き方を、ないがしろにしてはならないのです。また、間違った測定のやり方で得たデータを鵜呑みにすることはもっと危険だということを知るべきです。

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