2018年9月5日水曜日

正しい音には価値がない

オーディオマニアの方との会話の中で、「(オーディオにおいて)正しい音には価値がない」というフレーズが飛び出した。
この発言に対しての私の見解は、一理ある・・誰も求めていないならば、本当は大切なことであっても値はつかない。

しかし発言した人の視点は違っていて、”そもそも正しい音など存在しない。つまり存在しない音に価値などない。現実的な話、つまりは嗜好の音にこそ価値があり、正しい音の追及、推奨を掲げることにさえ(このブログのこと)違和感と嫌悪感を持つ。”
・・と、要約するとこんな感じか・・・(オーディオ仲間の発言なので、いがみ合ってるわけではありません。こんな会話はいつものことです”笑”)。

このマニアの方の発言は、正しい音を否定することで、自分の嗜好の音を推奨することを目的としていることはわかっている。

しかしながら、なるほど!面白い!人の意見は聞いてみるものだ。

確かに言われる通り、真に正しい音など存在しないだろう。そこで私は”ストライクゾーン”という方向性と振れ幅を持たせて正しい音を語っている。これは現実的な発想だと思う。

「正しい音には価値がない」という個人的な意見があるということを知ることができたのはよしとして、はたして本当に正しい音には価値がないのであろうか?

オーディオの歴史には詳しくないが、現在に至るまでオーディオの技術者達は何処を目指して技術を進歩させてきたのか?

原音再生ではなかったのか?違うのか?

もしそうなら、嗜好の音は、その技術に支えられている


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