2018年11月30日金曜日

ネット時代における信頼のオーディオ

~空気録音の功罪 その3~

引き続き”空気録音”の話題。
今回は利便性と展望についてです。

自室のオーディオの音を録音して他所で聴かせる試みは、かなり以前から行われていました。
録音機材を持参して、オーディオマニアのお宅訪問記を音で示す試みは大変興味深い企画でした。
ただ、You Tubeなどの配信環境が整っていなかった時代でしたので公になることなく、限られた人達だけの楽しみでした。

現在はPCMレコーダーの低価格化による普及とネットの配信環境が整ったことで、お宅訪問記ような企画は今後増えるかもしれません。

もし、オーディオ業界関連でこのような企画を行えば、素人レベルの空気録音では済まさず、録音のプロによる本格的な空気録音が実現するかもしれません。これは上級への牽引という意味でも、是非実現してほしい企画です。
また、個人の記念写真のような感覚の空気録音のニーズも出てくるかもしれません。

”かもしれない”話から軌道を戻しましょう。

録音のプロには敵わないことは重々承知していますが、全くの録音の素人である徹音さんと私による度重なる実験と検証は、同じ素人としての立場である人々からすれば一つの目安となり役立つものと自負しています。
と言うのも、我々(徹音さん&KO球)が使用している録音機材類は比較的リーズナブルだからです。これらの機材類で、どの程度の録音が可能なのか?を示すものだからです。

空気録音に興味を持ち、いざ実行に移してはみたものの、思うような成果が得られなければ面白みはなく、やる気を失い頓挫してしまう事もあるでしょう。

そうならないためにも、我々が一定水準以上の成果を出し、可能性を示そうと奮起しました。

その為に、徹音さんはプロの録音エンジニアさんに助言を求め指導も受けました。私は私で独学で経験を積み、そんな二人が何度もディスカッションを行い、録音媒体だけではなく、再生音に関しても整合性のすり合わせを重ね続けました(現在進行形)。

そのような意味で、”一つの目安になりうる”と自負しています。

空気録音は、まだまだ一部のマニア間のプチブームですが、ネット時代の背景を考えると、もう少し広がりを見せても不思議ではありません。
その為にも今後は実音ように録音ができるマイクを内蔵したPCMレコーダーの開発が望まれるところです。

<あとがき>
楽曲の著作権問題・・・今後どうなるのでしょう?


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