2018年11月1日木曜日

若者のオーディオ

現代の若者のオーディオと言えば、主流はヘッドホンかイヤホンです。

その現状に対して、スピーカーで聴くオーディオを勧める人達(評論家・ライター・マニア等)がいます。

私としても、若い人たちにスピーカーで聴くオーディオの楽しさを知って欲しいと願う一人です。ですがそのような推奨的発言はしませんでした(・・と思う)。

理由の一つは、音楽を再生するための重要な要素である時間情報の再現性は、SPよりイヤホンやヘッドホンの方が優れたモデルが圧倒的に多いからです。

そのような音に慣れ親しんでいる若者たちが、時間軸のズレたSPで音楽を聴いて、本当に楽しめるのでしょうか??
個人差はあるはずですが、ネガティブ面では「のれない」「没頭できない」などの感想が出てきそうです。

もちろん時間軸を揃える技術を駆使したSPもありますから、若い人たちにSPで聴くオーディオを勧めるのなら、そのようなことも踏まえたアドバイスも同時に必要でしょう。そのうえで、SP再生のメリットを伝えることができればベターかと思います。

闇雲に勧めるだけで後は知らんというような感覚では、ただの無責任なおせっかいか、商売上の都合だと勘繰られるのがおちかと思います。

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