2018年11月25日日曜日

ネット時代における信頼のオーディオ

オーディオ関連の雑誌、ホームページ、ブログ、Twitterなどで、どんなに言葉を並べ立てても肝心の音は聴こえてきません。

そこで、音を確認できるようにと、空気録音なる手法を用いて、You Tubeでの配信を試みる人が現在たくさんいます。

このネットを通しての試聴で肝となるのが、まずはオーディオシステムの音の正確な録音です。

自室でのオーディオシステムの録音(レコードのライン録りは別)の場合、自分の耳で聴いているSPからの音を正確に録音する必要があります。

仮に(難易度高な為)自分の耳で聴いたように録音ができたとしても、次の段階での、ネットを通しての第三者による再生で、録音した音が著しく変形されれば言葉以上に誤解を招く可能性もあります。このようなケースでは、音が正しく伝わらないので目的は不発に終わってしまいます。

ネット時代の新たなオーディオの楽しみでもある空気録音は、互いの音の信頼の上で成り立つ性質を持つものです。
それがどのくらいの精度で行えるものなのかを数年に渡り徹音さんと共同実験を繰り返しています。

嗜好のオーディオを自由にやる一方で、ネット時代がもたらす恩恵を十分に受け取るためには正しい音も必要なのです。

正しい音で聴くということはつまり、ネット時代における相互信頼のオーディオという一面を持つのです。

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