2018年12月1日土曜日

ネット時代における信頼のオーディオ

~空気録音の功罪 その4~
最終目的は・・・

空気録音を通して、正しい音の必要性を肌身で感じとることで、嗜好により耳にこびり付いた音の聴き方のを取り除き、正しい音の方向を見据えることのできる聴き方の基本を身につけ、オーディオシステムの構築に役立てることです。最終的には自分自身の耳に合わせた幸せの音を目指すのであれ、ネット時代の信頼の音という意味は、この時点で既に理解できているはずです。

しかし音の聴き方を改善しただけでは、絶対的な音の答えや、自身が理想とする音を得られるわけではありません。それを探すために必要な基本的なスキルを得たにすぎません。目標とする音のためのシステムの構築は、最初からゴールに辿り着くことは殆ど無理ですから、機器を通して音の要素のレベルを上げながら少しずつでも全体の底上げをして行くしかありません。
システムの音の構築の際、基軸となるのが空気録音で培った音の聴き方なのです。

音聴きのスキルの更なる向上には、自然音や生楽器の生録音がお勧めです。
SPの音を録るのも生録音なのですが、双方には明白な違いが幾つかあります。これにはハッキリとした理由があります。何処がどの様に何故違うのか?理由を解明できれば、再生音における音の要素の優先順位(何を妥協するのか、ともいえる)が自ずと決まります。

また自然音や、オリジナルまたは著作権切れの楽曲を自身で演奏した音が上手く録れれば、その音源を著作権フリーで提供して、オーディオマニア間で共有することも可能でしょう。

空気録音は、再生だけのオーディオから音源媒体制作のオーディオへと楽しみの幅を広げる橋渡しの役目をも担うものと考えています。

<関連日記>
ネット時代における信頼のオーディオ
ネット時代における信頼のオーディオ ~空気録音の功罪 その1~
ネット時代における信頼のオーディオ ~空気録音の功罪 その2~
ネット時代における信頼のオーディオ ~空気録音の功罪 その3~

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