2018年12月26日水曜日

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~「正しい」「間違っている」を瞬時に判断できるDAC。MYTEK「Manhattan DAC II」導入の理由~

「正しい」「間違っている」を瞬時に判断できるDAC。MYTEK「Manhattan DAC II」導入の理由

製品レビューは参考程度に読むとして(買えないし)、再生音の考え方に着目。

以下、個人的に赤線を引きたい箇所を一部抜粋

サンプリングレートやフォーマットの違いによって、帯域バランスや音色が変化しないこと

「良い意味で“超・没個性”なMYTEKトーンこそ、常に普遍的なサウンドが求められるスタジオ機器を長年製作してきた、同社の技術力の賜物だと言えよう。」

「敢えてピラミッド型と表現したのは巷のDACと比較するためで、私に言わせればこれが本来あるべき姿=フラットバランスである」

製品や音源の試聴・製作を生業にする筆者が、仕事道具に求める条件はシンプルだ。それは「好き or 嫌い」「良い or 悪い」の先にある、「正しい or 間違っている」を瞬時にジャッジできるかどうか。

2 件のコメント:

  1. 今回もまた、ド正論な話しが来ましたね。

    以前からローエンド、ハイエンド関係なしに、オーディオマニアの方は、正しい方向性の音を聴けていないと言う話しをして来ました。
    また、正しい音の方向性を聴く為には何をしたら良いかを、KO球氏のブログ記事を通して、「音の聴き方入門」で勉強しましょうと訴えて来ました。

    私の音判定も、まさしくここの項目にある「正しい or 間違っている」を瞬時にジャッジする事です。
    大抵、オーディオマニアの方は、音質で判断されますが、実際はその音質ではありません。

    録音の諸条件により、平面的な音になったり、奥行きのある音が出たり、また音場は広かったり、狭かったりします。
    しかし、何でもかんでも音場が広かったり、奥行きが深かったりするのは、実はその機器固有の癖で、どの曲にも付き纏うように出て来れば、正しいかと言うとそれは場合により、録音時にはない音と言う話しがよくあります。

    このような機器の音の特徴は、ローエンド機器よりもハイエンド系の機器によくあり、音としては過剰演出だったりします。

    徹音PCのタワーリファレンスV3スタジオは、PCオーディオではなく、プロ向け設備音響機器PCになりますから、インターフェイスは、クロック管理と同期機能も当然備えています。
    正確性の判断で言えば、録音、再生のプロセスにおいて、正しくコントロール出来る仕様となっております。

    PCオーディオで不満に思われている方の大半は、ノートパソコンや、ラズパイオーディオ等の、マイクロPCをお使いの方に多いです。実は徹音工房で扱いを断念したのは、これらのPCです。また、スペックのみを追及した仕様のPCも同様です。

    あと、再生ツールも音が色々とありますが、まず毎日のように更新を繰り返すような不安定なツールは除外します。
    このようなやり方では、見かけ音質が上がったように聞こえても、音のバランスが変わっただけで終始している事が多いからです。

    私がKO球氏のブログやYouTube動画の説明欄に、使用している再生ツールやPC本体の仕様を公開しないのは、オーディオマニアの方が、○○を使用しているからこうなんだと安易な判断で結論付けてしまう事が多いからです。これは非常に危険なことで、一部のパーツしか見ない近視眼的な思考では正しい判断が出来ず、結果、大間違いをしてしまう事になり兼ねないのです。

    私がPCの音を構築(音合わせ)する際、常に肝に銘じている事は、美音ではなく、正しい音が出るか否かです。

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    1. 音判定は、音質の前に見極めねばならない要素がありますね。

      その最優先しなければならない要素が人それぞれで決まりがない。

      普遍的・共通認識を無視した結果、様々なイイ音が現れてしまう。

      ハイエンド機器だから最優先要素を満たしているかといえばそうとも限らず、意外なことに比較的リーズナブルな価格帯の機器が満たしていることもあり、価格との関連性が見出しづらい要素と言えます。

      音の聴き方とは、まずはその要素を判定できるかどうかから始まります。

      これ、分かっているつもりの人がものすごく多いですね。

      自然の生音をよく聞くから、生楽器の音をよく聞くから、演奏するから、コンサートを頻繁に聞きに行くから、などなど良い経験をたくさん積んでいるから”分かる”と主張するんですが、これが案外落とし穴になっているケースが多いです。

      もちろん本当に分かっている人もいますが、せっかくの良い経験をオーディオの再生音に生かないのであれば、もったいないと思います。

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