2020年1月12日日曜日

オーディオに適した理想的な空間とは

※尚、この音源の録音はモニタースピーカーから再生された音をマイクロフォンで集音した物であり、ラインから直接録音した物ではありません。

[徹音工房スタジオ]での収録です。

【再生機材】
徹音ブランド・ミドルリファレンスV4スタジオ(リビジョン1)=1台目(再生専用) プロ向けDAW機
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徹音工房スタジオ特別チューニング真空管アンプ
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B&W 683S2 モニタースピーカー

【録音機材】
オーディオテクニカ AT825 業務用ワンポイントステレオマイクロフォン
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ART ( エーアールティー )  Pro MPA II  真空管マイクプリアンプ
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徹音ブランド・タワーリファレンスV4スタジオ(リビジョン1・プロト)=2台目(録音編集用) プロ向けDAW機

ファントム電源使用
ショックマウント使用

<KO球のコメント>
今回は、音楽再生PCに、ミドルリファレンスV4スタジオ(リビジョン1)を使用とあります。
グレード的にはタワーリファレンスの下位モデルですが、実に堂々とした鳴りっぷりではありませんか!

さて、音源には何を使ったのか・・・これは徹音さんのコメント欄での解説を待ちましょう。

私が今回の空気録音された”音”について書きたいと思うことは、”空間表現”です。

空気録音には2種類の空間があり、一つは元の音源に含まれている空間、そしてもう一つは空気録音現場である自室の空間です。

この2つの空間の溶け込み方が絶妙で、どちらかというと、元の音源の空間が優勢で、自室の空間に支配されていないところが、いいのです。

実際に徹音工房では、このような塩梅で聴こえるのです。これは徹音さんが、部屋の音に支配されないようにと考慮しているからです。

部屋の広さにかかわらず、理想とする音場形成がなされているということです。


2 件のコメント:

  1. 今回の楽曲紹介をやりたいと思います。

    [徹音の音20200112 01]
    アーティスト:Leo Rojas
    アルバム:Leo Rojas (Deluxe Edition)
    ※再生環境をベストな状態にしてお聴き下さい。

    徹音の音20200112 01
    アーティスト:Leo Rojas
    アルバム:Leo Rojas (Deluxe Edition)
    トラック:05_Silver Moon
    サンプリング:--Bit --kHz(ストリーミング)
    ストリーミング:Amazon music UNLIMITED
    再生ツール:Amazon music(PC版)オンラインモード

    ※著作権絡みでブロックされる場合があり、その為に再生が出来ない等が発生するかも知れませんが、その場合は状況次第で速やかに楽曲の変更、差し替えを行う場合があります。



    最新「徹音の音シリーズ」をお聴き下さいましてありがとうございます。

    2020年になり、今年初の「徹音の音シリーズ」の空気録音を行いました。
    この「徹音の音シリーズ」も第二十四弾となりました。

    前回の空気録音では、タワーリファレンスV4スタジオのプロト機での音をお聴かせしました。
    本来はハイレゾ等の音源を使い再生して空気録音をする所を、KO球氏の提案で、ストリーミング再生で公開しましょうと言う話しになり、Amazon musicのソフトウェアをオンラインモードでストリーミング再生を行い、空気録音をしました。

    今回の空気録音も前回と同じ条件のストリーミング再生ですが、再生側のPCを、ミドルリファレンスV4スタジオに変更しています。

    以前から、タワーリファレンスの下位モデルになるミドルリファレンスの空気録音を行うと宣言はしていましたが、ようやく公開する事が出来ました。


    ここでミドルリファレンスの簡単な紹介をします。

    今でこそタワーリファレンスが徹音工房の主軸となりましたが、タワーリファレンスが徹音工房の最初の製品かと言うと、それは違うんですね。

    徹音工房のスタート時は、タワーリファレンスよりもミドルリファレンスが先でした。

    流れ的には、ミドルリファレンスの開発過程でタワーリファレンスが生まれ、そこからはタワーリファレンスがメインとなりましたが、しかし現場のお客様の要望もあって、価格を抑えたミドルリファレンスにタワーリファレンスのノウハウを注ぎ込み、さらにはケースも同じとして、音の向上は勿論のこと、装いも新しくなったミドルリファレンスが昨年夏過ぎに生まれたのでした。

    ミドルリファレンスV4スタジオは、タワーリファレンスとの親和性を強化するべく、通常のバージョンアップサービスの他に、タワーリファレンス化バージョンアップサービスで、タワーリファレンスクオリティへアップ出来る余力を残しているのが大きな特徴です。

    言葉は乱暴ですが、ミドルリファレンスは、くそ生意気な弟のような機種に育ちました。


    今回のテーマは「空間表現」です。

    既にKO球氏が記事で取り上げていますが、徹音工房スタジオに来られるとわかるのですが、部屋の残響を最低限度まで抑え込んでいます。

    オーディオルームをリフォームなり新築する場合、よく聞くのが「ここにホールを作る。」との声です。

    楽器演奏の場合は、ホールは演出の場であるのでよいのですが、ホールにオーディオ装置を持ち込み、録音された媒体を再生しても、実は良い音がしません。
    それは何故か?と言う事です。
    これは、媒体の中には既に残響が含まれており、ホールの演出する残響がブッキングする為です。これが大半のオーディオ専用ルームに当てはまる話しになります。

    現実的には程度の問題ではありますが、本来の音を聴く為には、残響は最低限にしなければなりません。
    オーディオルームを残響部屋にしてしまうと、元々録音されている残響が再生され、その後もホール感が続きますから、結果その残響は適正値を超え過剰になります。そこで音調パネルやら音調用グッズを部屋中に置く事になり、それらに囲まれる部屋になります。

    特に空気録音の場合、部屋の残響が多いと洞窟にいるような音になります。
    それは決して音の良い録音とは言えず、脳内補正しても限度がありますから、やはり不自然な音で聞こえて来ます。

    録音スタジオにお邪魔させて貰うと、演奏するブースは適度な残響を持ちますが、コントロールブースの残響は、殆どと言っていいほどありません。
    しかしそこで展開されるマイク収録された音は、その演奏された部屋に合致しています。

    これを徹音工房スタジオでも実現させており、徹音ブランドの製品開発と試聴、そして空気録音を行っています。

    媒体は残響込みですから、モニタースピーカーからはそれをそのまま出すように、そして部屋固有の残響は出来る限り付帯させないようにしている訳です。

    これを今回の話題とする為に、空間表現のテーマに適したこの楽曲を選んでみました。


    ※前回のコメントでは、”次回は、Amazon music HDを利用して”と予告しましたが、今回は前回同様 Amazon music UNLIMITEDのMP3レベル相当で、再生機種をミドルリファレンスに差し替えて、空気録音をしました。

    ※設備音響用パソコンの開発記録として、空気録音をしています。

    ※4K再生する場合は、Google Chrome をインストールして視聴して頂く事で、最高音質で視聴して頂く事が出来ます。

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    1. 今回もMP3ということで・・・私は一足先にHDのお試しプランを申し込み、検証も兼ねて楽しんでいます。

      ただ配信サービスの楽曲の多さに、あれもこれも聴きたいとなり、音の検証が遅れ気味です(笑)。

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