2017年11月29日水曜日

生録音すべし(過去の自分にアドバイス)

長岡先生の”スワン”を製作した頃だったか?オーディオ販売に従事することになり、そのまたしばらく後に、モニター系スピーカーのYAMAHA NS-100M(2台目)を中古で手に入れました。
ここでもまた、「なんでこんなに音が違うのだろう?」という疑問を持つことになりますが、色眼鏡と自分の耳の判断との折り合いがつかず、結局どっちつかずの二刀流状態が20数年続くのです(別に悪いことではないけれど・・)。

今にして思えば、極端に自作スピーカーに偏ることを、市販スピーカーの音を毎日聴くことで踏み止まっていたのかもしれません。
私のオーディオライフでは、自作スピーカーオンリーの時期は、ごく短い期間しかありませんでした。そのせいでしょうか、生録音を経験した際、色眼鏡との葛藤に打ち勝って長年の雲を晴らすことができたのは?

雲が晴れた時に一番強く感じたことは、「もっと早く気付くことができていたら」です。耳の感度が落ちていない年頃に気付いていれば・・・もしかしたら、僅かな音の違いを聴き取れたのが災いしてしまっていたのかも・・・事実それを楽しんでいましたから。しかも得意げに・・・(汗)。そんな時期にこそ、生録先生が必要だったのですが、当時は高性能なポータブル録音機は高嶺の花でした。

結局のところオーディオスキルの高さは、大人的な正しくて深い理解を裏付ける経験と知識、子供の耳の良さと純粋さを併せ持つことが必要なのでしょうね。

時すでに遅しな感じもしますが、今できることに最善を尽くそうと思います。

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