2018年4月18日水曜日

CDもレコードもハイレゾ時代?


100kHzまで対応のレコード「HD Vinyl」'19年発売へ。開発社CEOに聞くその可能性

「HD Vinyl」なるものが発売されるらしい。

記事に書かれている内容を掻い摘むと、既存のアナログレコードやターンテーブルと100%の互換性があり問題なく再生することができるが、HD Vinylの性能を遺憾なく発揮させるためには、HD Vinylの溝に合う形状の針が必要とのこと。

HD Vinylの特徴として、既存のアナログレコードの50分程度の再生時間に対して70分と長い。

これは溝の幅が狭いのか??記事には解説がないのでわからない。

S/Nは、既存のアナログレコードが60-70dB程度であるところ、HD Vinylは80dB。
周波数特性は、既存レコードの20Hz - 20kHzに対しHD Vinylは20Hz - 100kHzと、非常に高い周波数特性を実現。

20Hz - 100kHzという驚異的なスペックは、レコード盤の外周内周問わず、性能維持できるのか?また、「高音質を実現するため、音源としてハイレゾオーディオファイルをインポートする」とあるが、低域が20Hzまでであったとしても、音圧的な面も含めてハイレゾの低音をそのまま入れることが可能なのか?

既存のレコードの周波数特性は20Hz-20KHzとあるが、この記述に疑問を抱く人も多いのではなかろうか?(この件に関して、私はプロフェッショナルな人の説明を、他言しない事を条件で聞いており、納得している。)

今回の記事では分からない点も多いので、個人的な興味として今後の詳しい解説に期待したいし、いずれにしてもレコード盤の高性能化は、レコードマニアにとっても楽しみな話だと思う。


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CDなのにハイレゾ? ユニバーサル ミュージックの「ハイレゾCD」を聴いてみた

↑は、「ハイレゾCD」の記事。
簡単に言うと「MQA-CD」と「UHQCD」という、2つの技術を組み合わせたもの。

MQA対応プレーヤーで再生した場合、ノイズの中の高周波な信号が折り紙を開くように展開され、ハイレゾサウンドで楽しめる。完全な非可逆圧縮ではないが、元のハイレゾ音源と比べ、音質の面でのロスを抑えた技術とアピールされている。
MQAに対応していないプレーヤーで再生した場合は、通常のPCMデータとして認識され、CDと同じように再生できる。高周波な信号は、耳に聞こえないノイズの中に入っているので聞こえない。・・・ということらしい。

私には難解な、媒体化する際のデータ変換のことも書かれていて、今一つ良く分からないが、時間軸方向の精度も向上とも書かれているし、たぶんいい物なのだろう。

MQAはこれだけでなく、時間軸方向の精度も向上させている。アナログサウンドをデジタル信号に変換すると、時間的な音のボケが生じ、過渡的な音が滲むという。具体的には、トランジェント(過渡音)の前後に、リンギングという響きのようなノイズが発生する。MQAでは、これを10分の1以下(192kHz/24bitの録音と比べた際に)するという。


 MQAのChairman & CTOのボブ・スチュワート氏によれば、「人間の耳の感度は、5マイクロ秒を検知できる時間軸解像度があり、指揮者などではもっと鋭い人もいる。しかし、CDでは4,000マイクロ秒であり、MQAに変換すると、それが10マイクロ秒程度になる」と効果を説明する。


それにしても、”CDでは4,000マイクロ秒”とか、ここでも無知な私には理解不能なことが書かれていて、分かるように詳しい説明を聞いてみたいものだ。
また、人間の耳の感度は、5マイクロ秒を検知できる時間軸解像度があると書かれているが、もしこの話をSPの動作にそのまま当てはめてたら、低音を共振に頼る方式のSPにとっては、目を逸らし耳を塞ぎたくなるような壊滅的な話といえよう!依存度が高ければ高いほどに・・・
ガッガ~ン!

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