2018年5月29日火曜日

マニアではない人の聴き方から学ぶ

オーディオマニアがクリヤできない課題を、マニアでない人達が何故クリヤできたのでしょう?
実はそれに対する答えは、2つ前の日記に既に書いています。

「ただ聴くだけ」だからです。

オーディオの音を聴く、つまり再生音を聴くという意識など持ち合わせてない、もしくは希薄なのです。ですから生音と同じ、もしくは近い感覚で、ただ聴いているだけです。

一方マニアの人は、耳をダンボにして細かな音さえも聴き逃してなるものかという気合の入った姿勢で臨みます。これ自体は大切なことなのですが、この時点で最初の基本が消え失せてしまってます。

これは耳の感度の問題ではありません。音を聴く姿勢の問題です。

ところで生録音をする場合はどうでしょうか?
自然の音を録りながら、その場でただ聴いているだけ。その録音物を聴く際も、生の音を聴くのと同じ姿勢です。

市販音源を聴く場合、これは通常はオーディオの音を聴く姿勢になります。マニアの宿命と言ってもいいでしょうか?

このように双方を繰り返すと、意識してあべこべに聴き方の切り替えができるようになります。

でもちょっと待ってください。そんなこと日常生活の中で誰でも経験しとるわい!と思いますよね。それが落とし穴で、音の聴き方を軽視してしまうんです。マニアは知らず知らずのうちに独自の聴き方という型にはまってしまってるんです。そこには音の嗜好が強く影響しています。生録音が私にそのことを気付かせてくれました。

そしてこの音を聴く際の姿勢の違いにこそ、何より重要なことが隠されているんです!これは音のわかる人になる為の、第一関門の答えに通じています!この音の聴き方を軽視していては、一生かかっても体得できないかもしれません。

ところで先日の日記で、最近はPCMレコーダー等でオーディオの音を録音してYou Tubeにアップする人が大勢いると書きました。

この行為も間違いなく生録音なのですが、その音を聴く姿勢はどちらでしょうか?生音を聴く姿勢?それとも再生音を聴く姿勢?

オーディオの再生音を生録音して、またその再生音を聴く・・・これだと聴く姿勢もループしませんか?

それでも生録音の恩恵というか、スキルアップの効果はあります。ですからやらないよりやった方がいいです。

そしてそれをどのように生かすかが重要です!
うまく生かせれば第一関門の答えが見つかる・・・かもしれません。

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