2018年5月28日月曜日

力量を計る方法

さて、直近の日記で2度に渡り”聴く”ことについて書きました。

表題で「音のわかる人と言われたい!」なんて書いてはいますが、これは他人様にどう思われたいかということではなく、自分のスキルをアップさせたいという意味です。

ただ、音の聴き方一つとっても、他人様から力量を計られるのは事実です。

自分の成長に確かな手応えを感じた時、スキルレベルの高いプロの評価と一致すれば、それは素直に嬉しくもあり、また自分の立ち位置の確認にもなります。

ところでどのようにして”聴き方”で力量を計るのでしょう?

私が知っているのは、たったの一つだけ。プロともなれば他にもたくさん知っていることでしょう・・・。

徹音さんによれば、素人オーディオマニアの交友範囲の中で、その部分をクリヤしているのは私一人だけだと言います。ところが面白いことに、オーディオに興味のない人がクリヤできるケースが結構あるのだそうです。でも再生音の知識が乏しいので、聴き取れはしても、どういうことなのか理解はしていません。

私の知るその方法の一つは、徹音さんとのこんな会話がきっかけで確信を得ました。

当時、私自身その音の聴き方をどう言葉にすればいいのかを悩んでいた時期で、そんな時徹音さんが、「エンジニアさんがこんなこと言うんだよね・・」と、その言葉を口にしたのです。
それを聞いた瞬間、我が意を得たりと全身に鳥肌が立ちました!その感動を伝えると徹音さんは「私はこの言葉を聞いたとき、涙が出ました」と答えました。そして「KO球さんなら本当の意味で理解できると思っていました」と言ったような・・・?

これ、ものすごく端的に本質を突いた言葉で、多分ほとんどのマニアがピンと来ないか、または誤解するか、はたまた分かった気になるだけで留まる危険性があるんです。だからこの場では書けないんです。

それくらい言葉にすると簡単なんです。
でも物凄く深い言葉で、それを知った今でさえも感動を噛み締める思いです。

この一つの音の聴き方が出来ているかどうかで、力量が計れるのです。それが1000人に一人とか2000人に一人とかって話につながっちゃうんです。

私はこの音の聴き方を、生録音から体得しました。

誤解があってはいけないので書きますが、この方法で人を試すようなことは、一度たりともしたことはありません!
力量を計るというのは、その人の言動が先にある場合のみで、結果的にそうなるのであって、これと似たようなことは日常ではよくあることで、オーディオに限ったことでもなければ、特別なことでもありません。

前にも書きましたが、発言することは評価されることでもあります。これは誰でもです。

プロの方から見れば、私などはたった一つの基準をクリヤしたに過ぎません。いや、それさえもまだ怪しいのかもしれません。ある程度認めてもらえるようになったと書いたのは、そういうことです。

<追記>
他にもあると思われるのですが、プロはそう簡単には教えてくれません。ヒントと共に宿題を出されます(大汗)!自分で答えを見つけろと・・・。そうでなきゃ決して身に付かないよと!

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