2016年12月6日火曜日

私がSPの録音に無指向性マイクを使わない理由


無指向性マイクといっても、周波数特性だとか音質・音色など様々なので、一括りにして語ることはできませんが、狭い空間で、SPの音の録音に使用を限定した場合、一般的な傾向として、低音が録れやすいという特徴があるように感じてます。

理由は、個別マイクによって違いますし、複数の要因があるとも考えられます。

私の場合ですが、狭い自室でスピーカーの音を録音する際、SP自体の指向性が大きく関係しているのではないかと思います。

SPから発せられた100Hz以下の周波数には方向性がありませんから、片Chの無指向性マイクがLRのスピーカーの低音を拾ってしまい、中域以上の帯域では、ユニットの軸上に指向性が強く出ますから、無指向性マイクといえども低域と同じようなレベルでは拾えないため、結果として低域過多になると考えています。低域のクロストークを避けるためには、2本のマイクをかなり離す必要がある為、私の狭い部屋では無理なのです。(仮説ですけど)

上にあげた録音は、無指向性マイクをバイノーラル位置に向けて録りましたが、days2ではありえない低音を収録しています。まさに、インチキ録音です(笑)。

AT822で録音した場合は、実際の音と比べて、やや低音が少ない収録になります。

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