2021年2月12日金曜日

[4k] 徹音の音20210211 01 ~02

今回の楽曲は、Marion Meadowsから2曲ですね。
先日私も”Dreamin”で空気録音しましたが、もともと徹音さんから教えてもらったのでした。

丁寧に空気録音されているのは聴いてすぐに分かります。

ワンポイント・ステレオマイクを使っている点もそうですが、再生音と部屋の総合的な位相特性もいいのでしょう。位相って、空気録音すると結構狂いが露呈してしまうことも多いですが、徹音さんのは聴いていて違和感がありません。これって大事だと思います。




2 件のコメント:

  1. 今回、YouTube動画の【徹音の音シリーズ】の空気録音に採用した楽曲の紹介です。

    ●YouTube動画:徹音の音20210211 01

    ・アーティスト:Marion Meadows
    ・アルバム:Soul City
    ・トラック:02 Dreamin

    ●YouTube動画:徹音の音20210211 02

    ・アーティスト:Marion Meadows
    ・アルバム:Soul City
    ・トラック:10 Only

    ●仕様

    ・媒体形式:CD→TetsuOto DAW-ProAudio PC Tower Reference V4 Studio (Revision 4・Prototype)でリッピング→WAV形式
    ・リッピングツール:非公開

    ・再生機器:TetsuOto DAW-ProAudio PC Tower Reference V4 Studio(Revision 4・Prototype)
    ・再生時サンプリング:16Bit-44.1kHz(WAV形式)
    ・再生ツール:非公開

    ・録音機器:TetsuOto DAW-ProAudio PC Tower Reference V4 Studio (Revision 4・Prototype)
    ・録音時サンプリング:24Bit-192kHz(BWF形式)
    ・録音編集ツール:非公開

    ※BWF形式とは、プロ向け環境で使用するWAV形式の拡張形式です。
    ※ご視聴の際、ヘッドフォンでお聴き下さい。
    ※著作権絡みでブロックされる場合があり、その為に再生が出来ない等が発生するかも知れませんが、その場合は状況次第で速やかに楽曲の変更、差し替えを行う場合があります。

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    徹音のボヤキ

    多忙につき、楽曲紹介と徹音のボヤキが随分と遅くなりまして申し訳ございません。

    今回の空気録音は、Marion Meadowsのアルバム「Soul City」から、再生の難易度は高いが、再生音の長所と短所をわかりやすく教えてくれる、2曲目と10曲目を選びました。

    このアルバムは、日頃からお付き合いのある録音エンジニアさんから「こんなアーティストさんの楽曲で空気録音するのも良いよ」と教えてもらったものです。感謝です。

    さて、今回の徹音のぼやきのお題は、『位相』です。

    オーディオ系ブログを閲覧していると、思い思いに書き上げているブログが沢山ありますが、中には、はぁ?えっ?と、間違いや意味不明な内容も多々あり、読み終えるころには落胆のため息が”はぁ~”と出て、位相と言う言葉の意味を本当に理解しているマニアの方がいるのかな??と言う感想を持ちます。おそらくは理解していない方が多いと思います。

    位相を簡単に言うと、多々ある条件下のもと、全てが揃えば音は立体的に表現され、空間上に現れます。多々ある条件下で一つでも狂えば、音は本来あるべき立体にはならず、ただ高音から低音までが出ているだけで、薄くて時にはのっぺらぼうな表情の音が再現されるという事が起きます。

    多々ある条件下と言ったのは、位相の狂いの原因は、決して一つではないと言う事です。
    ざっと書き出してみると、

    1.部屋に起因する位相狂い
    2.機器の回路上に起因する位相狂い
    3.スピーカーの構造及び設置に起因する位相狂い
    4.伝送上に起因する位相狂い
    5.空気録音に起因する位相狂い

    どれもあってはならない事ですが、実際は聴いていて気付かないとか、気付いても何が原因となっているのか分からないとか、位相狂いの沼から脱出できない音キチマニアも大勢いるのではないかと思います。

    レコーディングスタジオ、試聴室を持っているメーカ等は、位相狂いには敏感で、常に確認をしていますから、問題はありません。徹音工房もしかりです。

    音キチマニアの空気録音から聴き取れる位相狂いは、主にご自慢のお部屋に起因するケースが割合的に多く、明らかに位相が狂っているとわかれば良いのですが、その部屋に慣れてしまっているせいか、普段何気に聴いても部屋主にはわからない位相狂いがあります。

    これを隠れ位相狂いと呼ぶ事にしますが、これを退治するには、沼の水を全部抜いて、隠れ位相狂いを浮き彫りにさせる必要があります。

    この方法は、難しいと思われがちですが実は難しい事ではありません。
    そう、KO球氏が書いている通り、ズバリ空気録音してみると、出て来たよと言わんばかりによくわかります。

    チェックのための空気録音に使用する機器は、ハンディレコーダー(内蔵マイクロフォン)でも充分ですが、外部マイクロフォンを付ける場合には、ワンポイント・ステレオマイクロフォンを選ぶことで、隠れ位相狂いが随分わかりやすくなります。

    きちんと位相が合っていれば、録音物は違和感なく普通に聴こえ、また音も立体的になります。位相が狂っていれば、これは結果的に不自然な音で、どことなく定まらない音に聴こえます。

    空気録音は、ぶっちゃけ遊びモードでも、真剣モードでも、どちらでも良いんですよ。私もその感覚です。でもどうせなら、位相狂いのない音で、皆様に聴いてもらいたいと思っている次第です。

    今回の徹音工房スタジオのYouTube動画を視聴して頂き、ありがとうございます。

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    1. 空気録音された音を聴いて違和感を覚える場合、位相狂いが原因の大部分を占めていると思います。というのは、視聴側である第三者は元データの音色や音質を知らないことも多く、その条件で聴いて、「なんか変」と感じ取るからです。

      位相狂いの程度は、周波数帯域によっても差があるように聴こえますが、まずは漠然と「なんか変」と感じることが、改善の一歩となると思います。

      あとは、それを放置するか改善するか、ですね。

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