2021年9月2日木曜日

ノイズ除去ソフトの実験と検証~その1~



徹音さんと全く同じノイズ除去ソフトを導入して、実際に使って検証してみました。
と言ってもですね、まだまだ使い方がわからず初歩レベルの実験&検証しかできないので、これから使い方を覚えてスキルをアップさせねばなりません(汗)。

と言うことで、たいして細かい説明もできないので、先に使ってみた感想を言いますと、「これは使い方次第では空気録音にも有効に働く」です。

ノイズ取りのイメージは、カセットデッキに搭載されている、ドルビーOFF/B/Cのような変化の要領でしょうか??まだよくわかりませんが・・・。

今回の録音は、録音機器の設定もマイクセッテイングも、普段空気録音している条件と同一としました。つまり、録音機器の機械ノイズレベルは同じということになります。

録音機器のノイズは、生の音には含まれない成分なので、これは可能な限り取り除くのが正解です。しかしながらエアコンやパソコンのファンノイズなどの環境ノイズ成分にもノイズ除去ソフトは反応して軽減します。

これが果たして良いことなのか、事実の隠ぺいや改変にあたり、拒否すべきことなのかは議論の余地がありそうですが、ノイズを取り除くことで媒体本来の音(今回の場合メトロノームの音)に近づくのも事実と実感できます。
シャーとかシューとかのノイズ成分が媒体の信号に乗っかると、実際の媒体の音より抜けが良いとか、鋭くてピーキーに感じるものです。

ノイズ除去効果と空気録音の倫理規範(とでも言いましょうか?)とを天秤にかけたとき、ノイズ除去ソフトの介入を明記したうえでの使用であれば問題無しと判断したいと思います。*録音機器の持つ本来の性能が隠れる部分も多くなる弊害もありますが・・。

但し、やはり気を付けなければならないのは、媒体の元の音の変化度合いです。
設定いかんによっては激変しますので、やろうと思えばインチキ空気録音だってやりたい放題です。下手をするとYou Tubeの空気録音カテゴリーが何でもありの不法地帯となり、空気録音自体の存在意義や有用性までもが歪められかねません。そこは何としても避けたいところです。

あくまでも、媒体の正しい音の再現を目的として媒体の信号に手を入れるという誠実な姿勢が制作者には強く求められます。

まぁその前に、使い方が下手だと倫理規範など吹っ飛んじゃいますけど・・・(大汗)。

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