2020年7月11日土曜日

個性に縛られない自由な音

音を表現する文言に”モニター調”というのがありますが、定義が曖昧で個人のイメージだけで語られている節があると思うんです。

モニターSPと聞いて、人によって思い浮かべる機種や音のイメージが違ったり、そもそもモニターSPに求める性能や要素も同じとは限りません。

また、”モニター調”を、ネガティブな印象を与えるために使う人も見受けられますね。「モニター調でつまらない」とか。

そこで私なりの”モニターSPの定義”をざっくばらんに言い表してみますと「個性に縛られない自由な音」ということになります。

個性とはSPが持つ個性のことで、それがほとんどないモニターSPは、自らの個性に縛られないという意味です。

「信号を忠実に再現する」と定義付けてもいいと思います。でも、どんな音が忠実なの?F特性がフラットで・・・と、また定義の細分化が必要になります。なので、本質的な意味は同じなのですが「個性に縛られない自由な音」と言う方が、面倒くさくも、堅苦しくもなく、簡単かなと思った次第です。

それと当たり前ですけど、音源の個性を生かすためには、上流の機器類で個性的な音を作りすぎてもいけません。

最終的にはトータル的なモニターシステムの構築が必要になります。

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