2020年10月31日土曜日

出したい音と、出したくない音

 部屋の音響特性が原因で、出したくない音が出てきます。

部屋の吸音調整を色々試していくと、出したくない音を出さないようにすることで、出したい音が出てくることが分かりました。しかし今使っている吸音材では、出したくない音を完全に消すことが出来ません。

出したくない音が消せないなら、毒を食らわば皿まで・・他の帯域を持ち上げてマスキングしてしまえという考えで、反射板を設置して一次反射を増やしてみました。確かに効果的ではありましたが、新たに定位と位相の問題が浮上して、根本的解決には至りませんでした。

天井の高さまであるクローゼットの扉を外して、斜めに設置してはどうか?非現実的ですね。

現実的な手段としては、パワード・SPの低域のレベルをマイナス側に設定することです。これが一番簡単で、実際に行ってみると、出したくない音がかなり減り、出したい低域が現れます。しかし中域まで影響を受けてしまうことも聴き取れます。

ということで現状は、SPの背後にウレタン系の吸音材をH1060×W300×D40。SP間の中央には、H700×W1200×D40(mm)を設置しています。あと、両サイドの壁側にも薄手のものを。反射板は一切置いていません。

もう少し工夫を試みて解決できなければ、ルームチューン用に販売されている本格的な吸音材を試してみるしかないかも?しかしそれで解決できる保証はありません。

完璧を目指していますが、さらなる工夫で良い結果が出なければ、しばらくは我慢ですね。

とりあえず、現状の音です↓

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