空気録音:5級
スピーカー(以下SP)の出音の全貌が聴き取れる位置を把握し、空気録音に適切なマイクとの距離範囲で、SPの音量とレコーダー側の録音レベルを最適化できる。
解説:SPの出音の全貌を空気録音に収めるためには、箱の方式、ダクト位置、ユニット構成などを考慮したうえで、SPとの適切な距離範囲にマイクを置く必要があります。
多くの場合、それはリスニングポイント、もしくはその付近であるはずですので、一見すると何の問題もないと思われがちですが、実はそんな単純でもありません。
例えば、大型SPと小型SPを同じ部屋で併用している場合、リスニングポイントは、果たして共通でよいのでしょうか?よい場合は問題ありませんが、そうでない場合は、それぞれのSPに対して最適なマイクとの距離が存在すると考えられます。
なにがなんでも定点固定でマイクを置くというのは、何か特定の目的には必要ですが、そうでないならば、必ずしも共通・平等が公平とは限りませんから、まずはSPの出音の全貌を捉え、それに合わせられる臨機応変な空気録音テクニックを身に付ける方を優先してよいと考えます。
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