2022年7月29日金曜日

「令和4年八王子まつり」は中止

 

3年振りの開催を楽しみにしていましたが、コロナ感染の状況を考えると中止はしょうがないですね。

ところで私は八王子まつりで”関東太鼓大合戦”の生録音に何度も挑戦しています。しかしながら未だに満足のいく録音はできていません。

一番の厄介ごとは風です。風が強いとAT822が使えず、AT9943+ウインドマフでの録音となり、低域がうまく拾えません。

2014年の録音に、AT822を使用した希少なデータがありますが、この頃はまだマイキングも要領を得ず、適当に録音した感が否めません。しかし録音にはAT822の強みが反映されていて、大太鼓の迫力が生に近い感覚で聴き取れます。

実音との比較で録音の不満点を挙げると、マイクの設置位置が低かった為に地面(アスファルト)の反射が多くなり、手前の太鼓(横にずらっと並んでいる)の音が混濁してしまっています。同時に全体的に高域が足りておらず、キレも鈍くなっています。

ちなみに精度の高い生録音源を再生する場合、フラットバランスな再生装置で生音と同じ音圧をリスナーに届ける必要があります。理由は人の耳の感度曲線(等ラウドネス曲線)にあります。

太鼓のような大きな音を出す音源を小音量で再生すると、中音域しか聴き取れないために変な音に聴こえてしまいます。

市販音源の場合は(太鼓の音源に限ったことではない)、エンジニアの方がそのへんの事情は心得ていますので、ほとんどの場合で必ずしも生音と同じ音圧で聴く必要ないという話を聞いたことがあります。

余談ですが、以前私はアンプ(907LTD)のボリュームを最大にして太鼓の生録音源を再生させたことがあります。それでも全く生の音圧には足りていませんでしたが、その時すでにご老体であったSP-1000のエッジは破壊されてしまいました。実音が大音量のである場合の生録音源の正確な再生には危険が伴うということですね。

しかし世の中のオーディオマニアの中には、”そんなのへっちゃらだよ”という猛者もいることでしょう。

2014年の太鼓音源は、そんな方には打って付けの音源かもしれません?

自信のある方は、全て自己責任挑戦されてみてはいかがでしょうか?

You Tubeにアップした時点で元データより音質は劣ります。

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